侮ログ飲酒運転による死亡事故と死刑について考えていきます

コメントの編集

名前
タイトル
メールアドレス
URL
Font & Icon
本文: 管理人さんの意見は、犯罪防止のためにあるいはさらに突っ込んだ効果を見込んで、今まで死刑適用にならなかった罪に対しても死刑を適用することによって社会はよくなるのだ、という意見だと思われます。厳罰化で犯罪防止という考え方はありだと思いますが、私は軽々しく死刑を用いるのはどうなのかと思います。私はまず死刑制度そのものに対して疑問を感じています。更正の余地のない凶悪犯を再び社会に戻したら再犯を犯すに違いない、だから殺すしかない、という理屈なら終身刑でも問題ないと思うのです。犯罪抑止力としての死刑は、効果があるのならありだと思っています。しかし当然罪と比較してバランスを取らなきゃいけません。極論ですが、万引きに対する罪を死刑にすると万引きは減るでしょうが変ですよね。単に効果があるからといって短絡的に死刑適用が正当化されるべきではありません。報復措置としての死刑。殺されたから殺し返す、ということですね。１億円の被害を受けたから、１億円賠償してもらうというのは、埋め合わせができていて問題ないのですが、殺されたから殺し返すというのはどうなのか。死刑にしたからといって大切な人の命は戻ってこない。その代わり原告にとって無価値に等しい命が失われる。人の命をもうひとつ犠牲にして、この埋め合わせにもなっていない行為に意味があるんでしょうか。どちらかというと罪を犯していない加害者親族に罰を転嫁しているという気がします。私は死刑が全くだめだと言っているわけではなくて、死刑の運用には慎重になるべきだという意見です。死刑を避けられるなら避けるべきだと思っています。終身刑を設けるなどすれば判決に幅が出るでしょう。飛び抜けて凶悪ならば死刑もやむ得ないと思いますが。死刑は一度執行してしまうと取り返しのつかない刑です。後で誤審だとわかってももうどうしようもありません。飲酒運転死亡事故で死刑というのは明らかにやりすぎだと感じます。加害者の行為で「人が死んだ」という事実が同じでも、動機が重要視されるものだと思います。人を殺してやろうという凶悪な動機を持った加害者は死刑でも仕方ありませんが、飲酒運転の場合は殺意などありません。何が問題視されるかというと、「著しく低いモラル」です。「著しく低いモラル」と「殺意」を同列に語るのはちょっとおかしいのではないですか？強姦や痴漢に関しても触れられていますが、これも再犯防止という理屈なら終身刑で十分です。それに今では性欲を抑える薬も開発されていて、これを使えば社会復帰も可能になりますよね。既製の枠を超える提案ではあるけれど、死刑しかないから死刑、という理屈よりはマシだと思います。どうせ好き放題言うのは自由なんですから、柔軟に考えるのもいいと思います。
パスワード
Secret: 管理者にだけ表示を許可する

ホーム

Pagetop