いんちきサイトに騙されるな
「侮ログ」を始めて3年、ずっと同じことを言い続けているのですが、いんちきなアダルトサイトや出会い系サイトによる詐欺がまったく減る気配がありません。
インターネットを半年も利用していれば、詐欺サイトと正当なサイトの差はすぐ見分けがつくのですが、今日インターネットを始めた人や、滅多にアダルトサイトにアクセスすることのない人は、やはり詐欺サイトに引っかかってしまうことが多いと思います。
なので、そういった詐欺サイトに騙されないように、詐欺サイトの仕組みについて、詐欺サイトに対する対応の仕方について書きます。
■ワンクリック詐欺
詐欺サイトの代表的な手口として「ワンクリック詐欺」があります。アダルトサイトの「18歳以上なので見る」といったリンクやボタンをクリックすると、「3日以内に○○銀行の口座番号○○に5万円を振り込んでください」といった画面が表示されるものです。インターネットには様々な技術があり、この銀行の支店名の部分を、あなたの家の近くの銀行の名前で表示することもできます。しかも、その画面を表示するまでの間に、いったんこのような(この画像は私のサーバーに置いてあるただの画像なので開いても心配ありません)GIFアニメーションやFlashを通過させます。GIFアニメーションやFlashは、静止画をつなぎ合わせただけの、ただの「ぱらぱらマンガ」なので、何も読み取ることはできません。その画像を経過して、「金を振り込め」という画面が出てきても何も心配は要りません。サイトを作っている側が、得ることができるアクセスしてきた人の情報は、ipアドレスまでです。ipアドレスというのは世界に何千万台とあるパソコンにそれぞれひとつづつ振り分けられた番号です。そんなものがわかってしまえば、個人名や住所がわかってしまうじゃないかと思う人もいるかと思うのですが、それはありません。パソコンはインターネットに接続している以上、必ずどこかのプロバイダ(biglobeとかテプコ光とか地元のケーブルテレビとか)と契約していて、そのプロバイダを経由して世界中のインターネットに接続しています。だから、詐欺サイトが個人情報を知ろうとすれば、取得したipアドレスをプロバイダに問い合わせて、個人情報を聞き出すしかありません。しかし、プロバイダので働いている人は誰よりもパソコンに詳しいし、個人情報の漏洩が犯罪につながることを熟知しているので、詐欺サイトの業者に顧客の個人情報を漏らすことは絶対にしません。そういうことに応じるのは警察からの依頼のときだけだと思います。
つまり、どんな画面が現れようと、あなた自身が自らクレジットカードの番号や電話番号を入力しない限り、詐欺サイトの業者には、あなたが誰なのか、絶対にわかりません。
だから対応としては「無視」が絶対です。必ず無視してください。
メールによる詐欺はよりひどいです。下手の鉄砲も数打ちゃ当たる、とばかりにひたすら請求してきます。詐欺サイトの業者は「○○○○@biglobe.ne.jp」の○○○○のすべての半角英数の組み合わせにメールを送信できるシステムを持っています。あなたのことは詐欺サイトには知られていません。
必ず無視してください。
どうしても心配で問い合わせたい場合は、相手はその詐欺サイトではなく、あなたが契約しているプロバイダか警察です。詐欺サイトに問い合わせてしまっては、あなたのメールアドレスが知られてしまうばかりか、詐欺業者には横のつながりがあり「あいつはカモだ」と、様々なサイトから猛攻をかけられてしまいます。
必ず、無視しましょう。
■フィッシング詐欺
もう一段階精巧な詐欺に「フィッシング詐欺」があります。
これはメールで「○○銀行なのですが、更新とかがあるので、あなたの口座番号や住所を教えてください」といってくるものです。おまけに、その銀行のサイトそっくりのサイトを作っていて、そこにアクセスさせ、安心させたところで個人情報を入力させて、契約させてしまうものです。「フィッシング」の名の通り魚釣りのように、糸をたらして、かかってくれたらラッキーという手法です。優雅に糸を垂れて魚が喰うのを待つというより、糸に無数の三又針を付けて水の中をかき回して魚の体に引っ掛けて釣る「鮎のころがし釣り」に似た、下品な釣りです。
これの対処方法も同じです。無視、心配ならば契約しているプロバイダに問い合わせることです。
Googleなどで検索した際に、魚釣りのサイトと紛らわしくならないように「フィッシング詐欺」の「フィッシング」は「fishing」ではなく「phishing」と綴ることになっています。
最近ではさらに、「裁判所からの請求」という、偽物の手紙を出してくる詐欺業者もいるらしいです。しかし、裁判所からの手紙は、必ず郵便局員が本人に手渡しすると決まっているので、郵便受けに入っていた時点で偽物です。もしそういう郵便を受け取ってしまったら、手紙に書いてある業者の電話や住所ではなく、電話帳で調べて、裁判所に問い合わせてください。
インターネット詐欺に詳しいサイトを挙げておきます。
■不当請求!迷惑メール!債権回収・最終通告・架空請求詐欺spam対策調査室
■「架空請求」に御注意ください!! ~事業者名リストを公表しています~
■インターネットの詐欺関係に強い見方になってくれる方々のリンク集
■警視庁 ワンクリック料金請求にご用心
■詐欺ゼロ 架空請求の法律
■アダルトサイト架空請求詐欺にご用心
■IT用語辞典 e-Words : フィッシングとは 【phishing】 ─ 意味・解説
■いまさらフィッシング詐欺にだまされないために
■フィッシング詐欺にご用心
インターネットを半年も利用していれば、詐欺サイトと正当なサイトの差はすぐ見分けがつくのですが、今日インターネットを始めた人や、滅多にアダルトサイトにアクセスすることのない人は、やはり詐欺サイトに引っかかってしまうことが多いと思います。
なので、そういった詐欺サイトに騙されないように、詐欺サイトの仕組みについて、詐欺サイトに対する対応の仕方について書きます。
■ワンクリック詐欺
詐欺サイトの代表的な手口として「ワンクリック詐欺」があります。アダルトサイトの「18歳以上なので見る」といったリンクやボタンをクリックすると、「3日以内に○○銀行の口座番号○○に5万円を振り込んでください」といった画面が表示されるものです。インターネットには様々な技術があり、この銀行の支店名の部分を、あなたの家の近くの銀行の名前で表示することもできます。しかも、その画面を表示するまでの間に、いったんこのような(この画像は私のサーバーに置いてあるただの画像なので開いても心配ありません)GIFアニメーションやFlashを通過させます。GIFアニメーションやFlashは、静止画をつなぎ合わせただけの、ただの「ぱらぱらマンガ」なので、何も読み取ることはできません。その画像を経過して、「金を振り込め」という画面が出てきても何も心配は要りません。サイトを作っている側が、得ることができるアクセスしてきた人の情報は、ipアドレスまでです。ipアドレスというのは世界に何千万台とあるパソコンにそれぞれひとつづつ振り分けられた番号です。そんなものがわかってしまえば、個人名や住所がわかってしまうじゃないかと思う人もいるかと思うのですが、それはありません。パソコンはインターネットに接続している以上、必ずどこかのプロバイダ(biglobeとかテプコ光とか地元のケーブルテレビとか)と契約していて、そのプロバイダを経由して世界中のインターネットに接続しています。だから、詐欺サイトが個人情報を知ろうとすれば、取得したipアドレスをプロバイダに問い合わせて、個人情報を聞き出すしかありません。しかし、プロバイダので働いている人は誰よりもパソコンに詳しいし、個人情報の漏洩が犯罪につながることを熟知しているので、詐欺サイトの業者に顧客の個人情報を漏らすことは絶対にしません。そういうことに応じるのは警察からの依頼のときだけだと思います。
つまり、どんな画面が現れようと、あなた自身が自らクレジットカードの番号や電話番号を入力しない限り、詐欺サイトの業者には、あなたが誰なのか、絶対にわかりません。
だから対応としては「無視」が絶対です。必ず無視してください。
メールによる詐欺はよりひどいです。下手の鉄砲も数打ちゃ当たる、とばかりにひたすら請求してきます。詐欺サイトの業者は「○○○○@biglobe.ne.jp」の○○○○のすべての半角英数の組み合わせにメールを送信できるシステムを持っています。あなたのことは詐欺サイトには知られていません。
必ず無視してください。
どうしても心配で問い合わせたい場合は、相手はその詐欺サイトではなく、あなたが契約しているプロバイダか警察です。詐欺サイトに問い合わせてしまっては、あなたのメールアドレスが知られてしまうばかりか、詐欺業者には横のつながりがあり「あいつはカモだ」と、様々なサイトから猛攻をかけられてしまいます。
必ず、無視しましょう。
■フィッシング詐欺
もう一段階精巧な詐欺に「フィッシング詐欺」があります。
これはメールで「○○銀行なのですが、更新とかがあるので、あなたの口座番号や住所を教えてください」といってくるものです。おまけに、その銀行のサイトそっくりのサイトを作っていて、そこにアクセスさせ、安心させたところで個人情報を入力させて、契約させてしまうものです。「フィッシング」の名の通り魚釣りのように、糸をたらして、かかってくれたらラッキーという手法です。優雅に糸を垂れて魚が喰うのを待つというより、糸に無数の三又針を付けて水の中をかき回して魚の体に引っ掛けて釣る「鮎のころがし釣り」に似た、下品な釣りです。
これの対処方法も同じです。無視、心配ならば契約しているプロバイダに問い合わせることです。
Googleなどで検索した際に、魚釣りのサイトと紛らわしくならないように「フィッシング詐欺」の「フィッシング」は「fishing」ではなく「phishing」と綴ることになっています。
最近ではさらに、「裁判所からの請求」という、偽物の手紙を出してくる詐欺業者もいるらしいです。しかし、裁判所からの手紙は、必ず郵便局員が本人に手渡しすると決まっているので、郵便受けに入っていた時点で偽物です。もしそういう郵便を受け取ってしまったら、手紙に書いてある業者の電話や住所ではなく、電話帳で調べて、裁判所に問い合わせてください。
インターネット詐欺に詳しいサイトを挙げておきます。
■不当請求!迷惑メール!債権回収・最終通告・架空請求詐欺spam対策調査室
■「架空請求」に御注意ください!! ~事業者名リストを公表しています~
■インターネットの詐欺関係に強い見方になってくれる方々のリンク集
■警視庁 ワンクリック料金請求にご用心
■詐欺ゼロ 架空請求の法律
■アダルトサイト架空請求詐欺にご用心
■IT用語辞典 e-Words : フィッシングとは 【phishing】 ─ 意味・解説
■いまさらフィッシング詐欺にだまされないために
■フィッシング詐欺にご用心