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かちかち山のウサギは有罪か?

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「かちかち山」ウサギに懲役9年 香川の小学校で模擬裁判

殺さなくても別の方法があった-。香川大教育学部付属坂出小=香川県坂出市文京町=6年東組で、このほど行われた模擬裁判で、昔話の「かちかち山」事件で、おばあさんを殺したタヌキにやけどを負わせた上、泥船に乗せて沈めて殺したウサギ被告に対し、6年生裁判員らは、懲役9年の実刑を言い渡した。

昔話を題材にして、裁判員制度の意義を考え、思考力を育成する同小の社会科の研究授業。高松地裁の協力を得て、現職裁判官も授業にコメンテーターとして参加した。

教室では、模擬裁判を前に児童37人が、有罪とされていたウサギ被告の量刑を話し合った。軽くすべきという意見では「(被害者の)タヌキもおばあさんを殺している」など。重くすべきという意見では「タヌキは食べられようとしていたので正当防衛」「だましたり、やけどを負わせたりした(加害者の)ウサギの殺し方が残酷」など、大人顔負けの真剣な評議が展開された。

児童らは小グループに分かれ量刑を懲役8~13年として意見をまとめた後、大野洋・同地裁裁判官は「みなさんの意見を聞く前は懲役7年と考えていましたが、『仕返しはおじいさんも喜ばない』『ウサギのやり方はひどすぎる』という判断を聞いて、懲役9年に意見を変えました」とコメント。

児童らの意見が現職裁判官を動かし、懲役9年を結論とする判決がウサギ被告に下された。和木宥樹君(11)は「自分たちの意見が国民の意見として裁判をよりよくするなら、大人になったら、裁判員をやってみたい」と将来の裁判員への意欲を見せていた。大野裁判官は「子供たちが事件をよく理解していた。実際の裁判員制度でも分かりやすい審理ができれば、活発な評議や充実した結論が出せるはず」と手応えを実感しているようすだった。

http://sankei.jp.msn.com/region/shikoku/
kagawa/090318/kgw0903180221000-n1.htm



「かちかち山あらすじ」

昔ある所に畑を耕して生活している老夫婦がいた。

老夫婦の畑には毎日、性悪なタヌキがやってきて不作を望むような囃子歌を歌う上に、せっかくまいた種や芋をほじくり返して食べてしまう。業を煮やした老人は罠でタヌキを捕まえると、老婆に狸汁にするように言って畑仕事に向かった。タヌキは「もう悪さはしない、家事を手伝う」と言って老婆を騙し、自由になるとそのまま老婆を撲殺してしまい、その上で老婆の肉を鍋に入れて煮込んだ(婆汁)。タヌキは老婆に化けると、帰ってきた老人にタヌキ汁と称して婆汁を食べさせ、それを見届けると嘲り笑って山に帰った。

そこに老夫婦と仲の良かったウサギがやってきて老人から事の顛末を聞くとタヌキ成敗に出かける。ウサギは親しげにタヌキに近づき、金儲けを口実に柴刈りに誘う。その帰り道、ウサギはタヌキの後ろを歩き、タヌキの背負った薪に火打ち石で火を付ける。火打ち石の「かちかち」という音を不思議に思ったタヌキが、このことをウサギに聞くと、ウサギは「ここはかちかち山だから、かちかち鳥が鳴いている」と答えた。結果、タヌキは背中に大火傷を負うこととなったがウサギを疑うことは無かった。

後日、何食わぬ顔でウサギはタヌキの見舞いにやってくると、良く効く薬だと称してカラシ(もしくはタデの汁)をタヌキに渡した。これを塗ったタヌキは更なる痛みに散々苦しむこととなったが、やはりウサギを疑うことは無かった。

タヌキの火傷が治ると、最後にウサギはタヌキの食い意地を利用して漁に誘い出した。2匹が湖に来ると木の船と一回り大きな泥の船があり、ウサギは「たくさん魚が乗せられる」と嘯いて、タヌキに泥の船を選ばさせ、自身は木の船に乗った。沖へ出てしばらく立つと泥の船は溶けて沈んでしまい、タヌキは溺れてウサギに助けを求めた。しかし、ウサギは逆に艪でタヌキを沈めて溺死させ老婆の仇を討った。

http://ja.wikipedia.org/wiki/
%E3%81%8B%E3%81%A1%E3%81%8B%E3%81%A1
%E5%B1%B1#.E3.81.82.E3.82.89.E3.81.99.E3.81.98



自ら老夫妻のところにやってきては、不作の囃子を歌い、種や芋を食べた挙句、おばあさんを殺してばばあ汁にしておじいさんに食わせるというタヌキの行為は、犯罪史上まれに見る残虐かつ自己中心的な犯行であり、この時点でタヌキが起訴されていれば、死刑以外の選択をすることは、著しく社会正義に反する。
したがって、ウサギ被告は無罪。

私が裁判官なら、そうしますね。

ばばあ汁を食わせた時点で逮捕しない警察が悪い。

まあ、この場合、タヌキは被害者なので、判決で死刑とか何とかは言わないのでしょうが、ばばあ汁をおじいさんに食わせた時点で逮捕起訴されていれば、私は確実に死刑が相当だと思います。

小学生は『仕返しはおじいさんも喜ばない』とか言っていますが、それはどうでしょうか? 人間って、そんなに立派なものでしょうか? 仕返しよりも許すことを望むほど。

まあ、たぶんもう時効だと思いますけど。

みなさんならウサギにどんな量刑を下しますか?




  

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Secre

完全に有罪。
爺さんが狸を殺したのなら無罪でも良いけどね。
ウサギは第三者。
これを無罪にするなら代理殺人もありですね。
その意味で考えれば、ウサギは死刑でも不思議じゃないでしょう。
残虐すぎますよ。
この殺し方は。
しかも、その前に重傷まで負わせてるんだから。
明らかにやりすぎです。

そうですよね。有罪ですよね、常識的に考えて。
でもまあ、これは模擬裁判なので、
いろいろな意見をたくさん出してみるのもよいかと思います。

人間はりっぱでないからこそ、自力救済を認めてはいけない。
そうでなければ、報復の連鎖をつなげることになり、社会秩序はなくなると思いますよ。
 
うさぎが仮に老夫婦の身内であったなら、酌量の余地はあるかもしれません。
しかし、報復(刑罰)は国家権力に委ねるというのが、われわれの作ったルールです。
 
そのルールを無視して、例外を認めてしまえば報復の連鎖になってしまうのです。
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